40代のメンズケア・ファッション・スポーツ・ビジネス・恋愛レビュー

40代ライフスタイルブログ

【体験談】前立腺がんにかかった時の検査と治療の流れ、セルフケアの方法

2022年2月12日

前立腺がんの実体験談です。

かかってしまったのは、私の父親。

70代になります。

父親は数年前から尿の出が悪くなっており、前立せん肥大の症状ではないかということで、病院でもそのための薬をもらって飲んでいました。

しかし半年前の健康診断で前立腺の数値(おそらくPSA値かと)が異常に高くなっていたことが判明し、再度病院で検査を受けて、そこで前立腺がんであることが分かったのです。

さすがに父親もショックを隠し切れずにいたようでしたし、その連絡を受けて私も「えっ・・・」と言葉を失いました。

なんといっても「がん」というと「死の病」というイメージが強かったですから。

その後、MRI検査を受けることになり、そこで前立腺がんが父親の体でどこまで進行しているのかを調べることになったのです。

とにかく「がん」という言葉は重くて、今まで私の家族や親せきでかかった人はいなかったので、父親も母親もけっこうなパニックになっていたようでした。

そこで私が自分なりにネットや書籍を参考に前立腺がんについてを調べ、実はそこまで心配するほどの病気ではないということを理解して、両親に伝えて不安を軽減することができたという次第です。

今回の記事の目的は「たとえ自身や家族が前立腺がんにかかったとしても、他のがんに比べてそこまで心配することはない」ということを、同じく前立腺がんでショックを受けた人に伝えたいということです。

あくまで私の父親の実体験ベースの知識になりますが、その後の検査の結果や、過ごし方、治療の方法なども含めてお伝えし、不安を抱えた方の参考に少しでもなればと思います。

スポンサーリンク


前立腺がんはどんな病気なのか

まずは前立腺についてと、がんの症状についての知識をまとめていきます。

前立腺とは、直腸と恥骨の間にあって、膀胱の出口で尿道を取り囲んでいる臓器です。

男性にしかない生殖器になり、その働きは「前立腺液」といわれる精液を作ったり精子を保護する役目をもっています。

この部分ががんになる「前立腺がん」は自覚症状がないことでも有名で、具体的な前触れは、

・排尿障害(尿が出にくくなる)

・血尿

であることが多いのです。

血尿はともかく尿の出が悪いのは「前立せん肥大」と考えがちになるので、そこが分かりにくいところですよね。

実際に私の父親も前立腺肥大の治療を受けて薬をもらっていましたし、血尿もがんの検査のときにわずかな量が検出していただけで、普段はまったく気づかなかったといいます。

高齢者の前立腺がんは放置しておいても良い?

前立腺がんにかかるのは60代から70代の高齢男性であることが多く、進行度もゆっくりなので、そのまま別の病気で亡くなるケースも少なくないようです。

私の父親も二回目のがん診断を受けて「進行具合」を図った結果は、グリソンスコアと呼ばれる検査数値の結果が

3+3=6

であることが分かり、初期の段階であることが判明しました。

このスコアは前立腺がんの進行度を図る一つの指標であるようで、数値による判断は以下のように示されています。

グレードグループ分類 グリソンスコア
1 2~6 PSA再発のリスクは低い。転移はない。
2 3+4=7 PSA再発の可能性はある。転移はほぼない。
3 4+3=7 PSA再発が多少ある。まれに転移がある
4 4+4/3+5/5+3=8 PSA再発のリスクが高い。転移が見られることもある
5 9~10 PSA再発のリスクが最も高い。転移がよく見られる

PSAとは「血液中の腫瘍マーカー」のことです。

前立腺がんになると、このPSA数値が増えます。

私の父親の場合は初期段階であったので、スコアの数値も転移もあまり心配ないレベルだということ。

だから医師からも「放置しておいてもかまわない」と告げられたのだと思います。

あとは骨や全身に「がん」が移転していていないかを確かめるだけ。

この検査を再度受けて、最終的な診断結果を待ちます。

前立腺がんは骨に転移することが多い

前立腺がんの転移先は「骨」「リンパ節」だといいます。

とくに骨への転移が最も多く、転移してしまうと「痛み」や「しびれ」「麻痺」などが起こる可能性があります。

ただ日常生活の行動が多少不便になるリスクはあり得ますが、たとえ転移があったとしても、とりあえずは命に別状はないこともあるようで、再検査を受ける本人や家族にとっても「ほっ」とできた部分でもありました。

そして検査の結果は「転移なし」でした。

骨も他の部分にもがんは転移しておらず、最初の検査数値の結果どおりの推移になりました。

医師から提示された治療法

この時点での医師のアドバイスは、

・70代なので、このまま放置しても大丈夫だと思う(定期的に受診する必要はあり)

・治療する場合は「ロボットによる除去手術」「放射線治療」「ホルモン治療」の選択肢がある

ということでした。

年齢的にも放置していても進行が遅いので問題ないという判断が最初に上げられて、あまり手術も治療もしたくない父親は最初はこの方向を考えていたそうです。

一番確実なのは患部に穴をあけて「ロボットアーム」でがん組織を摘出する手術ですが、この手術を行うと「尿漏れ」が3か月ほど続くという副作用があるということ。

さらに勃起不全になる可能性もあるということですが、70代を越えているのでここは問題ありません。

やはり尿漏れというのが父親的に嫌なようで、今のところの選択肢は「放置する」「放射線治療」「ホルモン治療」の3つになっています。

近いうちに検診があるようなので、またその時に医師と相談する形になるでしょう。

「放置」に関しては、こちらのサイトで気になることが書いてあったので、参考にさせてもらおうと思います。

*自身も前立腺がんを宣告された、医師で医療ジャーナリストの富家孝氏のオンラインメディアへの寄稿文の一部です。

医者としての経験からいうと、昔は、前立腺がんなど、ほとんどありませんでした。それが、最近、急増している理由は、医療側からいうと、一つは高齢化です。

しかし、本当の理由は、PSA検査が普及して発見数が圧倒的に増えたからです。昔は前立腺がんになっても発見されずに終わり、死んでから解剖したらがんがあったというケースが多かったのです。

(略)

つまり、手術は多くの場合ムダであり、たとえ放置したとしても天寿はまっとうできるのです。特に高齢者の場合、手術はする必要がありません。ところが、日本の医者はほとんど手術を勧めます。手術によって、泌尿器科が活気づくからです。また、ダヴィンチは高額な医療機器のため、その減価償却を早めるためもあります。

(略)

ここであえて記しておきたいのは、前立腺がんと診断されてもあわてないということです。まずは、ステージを確認し、T1、T2程度でしたら、すぐに治療を受けず、ご自身の年齢、体力を考えて、医者とどうしたらいいか相談することです。すぐに、手術と言い出す医者にいい医者はいないと思ってください。そうして、経過を見て、残念ながら進行してしまったときは、治療に入ればいいのです。

医師が自分の前立腺がんを"放置"するワケ

高齢であれば、あえて放置するというのもありという専門家の発言は説得力がありますね。

*放置の方向に決めました。詳しくは次の章で説明します。

監視療法を受けることに決めた

治療の方法で「放置」「放射線治療」「ホルモン治療」の選択肢を考えているとしていましたが、家族で相談の結果、「放置」の方向で行くことになりました。

放置といっても「何もしない」という意味ではありません。

「監視療法」という、ちゃんとした治療法の一つになります。

その内容が以下です。

【監視療法について】

・前立腺がんは、死亡の原因にならない「潜伏がん」であることが少なくなく、「早期がん」と診断された場合は、あえて治療せずに経過を観察する治療法がある。それが「監視療法」。

・合併症のリスクを下げることができ、生活の質を下げないメリットがある

・手遅れになることを防ぐために、対象とされる病期は「T2a」までなどの、厳密な条件がある

・2~3か月ごとに血液期中のPSA値を測定する、定期的に生検を行うなうなどの診断がある

父親は「T1c」の初期レベルなので、早期がんに含まれます。

生活の質を下げないで済むこの治療法はストレスもかかりにくいので、それならばということになりました。

同じように早期で発見されて、まだ状態が悪くない人ならば、監視療法はリスクの少ない方法になると思います。

前立腺がんの治療費の目安は?

がんの治療はお金がかかるというイメージがあります。

前立腺がんの場合はほとんどの治療に健康保険が適用できるので、69才以下の人は3割負担で、70代以上の人は1割~3割で治療費を賄えます。

以下がおよその目安になります。

全摘手術 約120万円:健康保険の適用あり
放射線療法(外部照射療法) 約120万円:健康保険の適用あり
放射線療法(小線源療法) 約120万円:健康保険の適用あり
放射線療法(重粒子線療法) 約300万円:健康保険の適用あり
ホルモン療法(外科的去勢手術) 約3万円~6万円:健康保険の適用あり
ホルモン療法(LH-RHアゴニスト・アンタゴニスト3か月分) 約10万円:健康保険の適用あり
化学療法 約15万円:健康保険の適用あり
HIFU 約80万円~120万円:全額自己負担

健康保険が適用される治療がほとんどとはいえ、家庭によってはそれでも経済的な負担を感じることがあると思います。

そんなときのために「高額療養費制度」「医療費控除」という公的制度がありますので、それぞれを利用すると良いでしょう。

それぞれの申請方法は、高額療養費制度は持っている健康保険組合で、医療費控除は確定申告という形になります。

詳細は以下のサイトで確認してみてください。

高額療養費制度を利用される皆様へ(厚生労働省)

医療費控除を受ける方へ(国税庁)

治療費や支払いなどの詳細はあくまで目安ですので、必ず医師と相談して決めるようにしてください。

日常生活のセルフケア法

これまで述べてきたように、前立腺がんは高齢男性がかかることがほとんどであることや、他のがんと違って致命的な症状になるリスクが低いので、そこまで心配することはないと思います。

大事なのは生活習慣病を予防して、免疫力をアップする生活を心がけることだということ。

ごくごく普通の健康法を実践すると良いといわれています。

たとえば、

・一日3食を時間を決めてとる

・コレステロールを抑える

・濃い味を控えて塩分を抑えた食事をする

・適度な運動と睡眠をとる

というところですね。

穀物と野菜をバランスよくとり、たんぱく質も肉類よりも植物性のもの(豆類)を多めにとると良いと思います。

手軽にとれる食品でおすすめなのは、

バナナ、納豆、梅干し、かつお節、ごま、豆腐、もずく酢、オクラ

となっていて、これだと副食としても簡単にとれますね。

あとは治療によって「尿失禁」が頻繁に起きてしまうリスクもあります。

そうなった時のための「引き締め体操」がこちらです(私なりのアレンジを入れています)

【骨盤底筋の体操】

①あおむけに寝てひざを立てる

②腰を高く持ち上げる(息を吸う)

③腰を下ろす(息を吐く)

*合計5回

肛門を締める感じになれば正解です。

肛門をギュッと閉めるだけでも骨盤まわりの筋肉が鍛えられて、尿失禁を予防できる体作りができるので、前立腺がんの治療中の方だけでなく、尿が漏れがちだったり、高齢者の方もおすすめな体操ではないでしょうか。

まとめ

以上、簡単にまとめましたが、父親の前立腺がんの検査と結果、その後の治療法の具体的な流れを紹介させてもらいました。

前立腺がんは進行がゆっくりであること、高齢男性がかかりやすいことから、直接的な命の危急にはそこまでつながらないといわれています。

とはいえ、体内にがん細胞を抱えて生活するのは誰でも不安なものです。

まずは病院で検査を受け、医師の治療方針に従うこと。

同時にネットや書籍で情報を集め、可能であれば別の医師のセカンドオピニオンを仰ぐこと。

今回の実体験情報が不安を少しでも和らげる形になると嬉しく思いますし、ご本人だけではなくご家族の安心材料の一つになればと思います。

以下に我が家の参考本を紹介しておきますので、よければ指針の一つにしてくださいね。

【追記】もしものときのための「保険」情報

高齢のご両親がおられる場合、何があるか分かりません。

とくに病気をもっている方の場合は、いつ何時体調を悪化させてしまうか分かりませんし、別れのときを迎える時が来るかもしれません。

そんなときのために「少額短期保険」をかけていれば、名前の通り「少額」で「短期間」の保険をかけられて、万が一に必要なお金(葬儀代など)として充てることができます。

以下の記事で詳しくその内容をまとめていますので、私と同じように高齢のご両親がおられる方は、よければ参考にしてください。

【少額短期保険まとめ】親が亡くなった時に安心して見送るために

続きを見る


▼関節サプリ▼




-健康情報

Copyright© 40代ライフスタイルブログ , 2022 All Rights Reserved.